第一話 太平洋戦争の原因
1.黒幕は誰か?
まずは、第二次世界大戦の本質を、経済面から見ましょう。どうして、そんな回りくどい事するのかって?だって、誤解している人が、物凄く多いんだもん。前提をキチンとさせとかなければ、次へと進めないのです。 第二次大戦の主要交戦国は、以下の手段で戦費を調達していました。 ①枢軸国(日独伊)・・・・・被占領国からの収奪。
②連合国(アメリカ除く)・・アメリカからの借金。
③アメリカ・・・・・・・・・自給自足。 ここでクイズです。一番のお金持ちはだあれだ?もちろんアメリカです。アメリカ以外の連合国は、アメリカのおカネが無ければ、戦争開始後2年以内に全て資金ショートしていたのです。そして、アメリカからの融資の内容は、「無利息無期限無制限&おカネのみならず戦車、飛行機、軍艦まで貸しちゃうよん」という、とんでもない内容でした。実質的には寄付ですね。税務調査に見つかったら、アメリカや寄贈先の連合国は、更正くらってたことでしょう(笑)。 じゃあ、なんでアメちゃんは、そんな事したんでっしゃろか。愛と善意のボランティアだったのでしょうか?事は、そう単純ではありません。なぜなら、あの戦争の最大受益者は、実はアメリカだったからです。 最大受益者の行為を疑え。これは、犯罪捜査の基本ですよね。歴史においても、同じ事が言えるのです。 アメリカにとって、あの戦争は、利の厚い「投機」だったのです。そして、当然のように、その果実をたんまりと受け取ったのでした。
ここで、バブル期の日本経済を想起してくだされ。大手銀行は、やたらと企業におカネを貸して、そのおケツを叩いて投資させてたでしょう?与信なんぞ無視して、札付きの悪党にもガンガン貸してたのです。なんで、そんな不可解なことしたのかというと、それでも「儲かる」と考えられていたからです。すなわち、土地さえ担保に取っておけば、借金踏み倒されても、元は余裕で取れると思っていたのです。あのころは、地価と株価が永遠に上がり続けるという怪しげな信仰に、日本中が嵌っていたのでした。
当時のアメリカも、絶対に失敗の無い投機をしているつもりでした。なぜなら、絶対に目減りのしない、永遠に価値が増殖する担保を入手していたからです。その点では、バブルの銀行マンよりは賢明でした。 その担保の名を、「世界経済」といい
0コメント